インターネットの仕組み −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− #--------------------------------------------------------------------------------------------- # プロバイダの役目 #--------------------------------------------------------------------------------------------- プロバイダは、ユーザーからの接続を受け付ける通信回線と他のプロバイダと接続するための通信回線を持っています。ユーザーからの接続には、アナログ回線やISDN によるダイヤルアップ接続、専用線やADSL/CATV による常時接続があります。他のプロバイダとの接続は通常高速専用線が使われますが、ユーザーとの接続回線や接続機器の品質は、プロバイダにより差があります。このため、ユーザーが急激に増加しアクセス数が増えると”つながり難い”、”遅い”といったトラブルが発生する場合もあります。 また、NOC(Network Operation Center) を設置し、次のようなネットワーク機器を配置します。 1. ユーザーからの接続を受け付けるモデムやルータ 2. ユーザーからのアクセスを管理するアクセスサーバー 3. IP アドレスとドメイン名を変換するためのDNSサーバー 4. メールの送受信のメールサーバー(SMTP、POPなど) 5. ネットニュースをやりとりするためのニュースサーバー 6. サービス情報を公開したり、会員のホームページを設置するためのWeb サーバー 1. が設置されているNOC はAP(アクセスポイント) と呼ばれます。大規模なプロバイダは、主要な都市にNOC を置いたり、各地にAP を設置しユーザーの便宜をはかっています。 #--------------------------------------------------------------------------------------------- # IX の位置付け #--------------------------------------------------------------------------------------------- インターネットは、ネットワーク同士の相互接続の連続により成り立っている。相互接続の方法としては、1) 隣接するネットワーク同士が1 本の回線で順次接続する方法(リング状) や、2) 全てのネットワークが自分以外のネットワーク全てと直接接続する方法(メッシュ状) 等がある。しかし、1) の方法の場合、あるネットワークが他のネットワーク宛のトラフィックを中継しなければならず、そのために回線帯域やルータの処理能力が割かれてしまうというデメリットがある。また、2) の方法の場合、1) のように他のネットワークのために中継する必要はなくなるが、接続するネットワークの数だけ回線を用意する必要があり回線費用を考えると現実的でない。そこで、どこかに中継点を設置してそこでネットワーク同士がトラフィックを交換できるようにすれば回線費用を抑えつつ、無駄な中継をしないで済むようになる。この中継点がIX(Internet eXchange) である。 現在、我が国におけるインターネットの相互接続ポイント(IX) としては、NSPIXP(Network Service Provider Internet eXchange Point) があり、大学の研究室を中心とする”WIDEプロジェクト”の一環として商用インターネットと学術インターネット、商用インターネット間の実験上の相互接続ポイントとして運用されている。また、最近いくつかの商用IX や地域IX も運用を開始しており、NSPIXP 以外のIX が活動を始めている。 商用IX は、これまでのNSPIXP が基本的には実験を目的とした”WIDEプロジェクト”が運営するIX であった背景から、激増するインターネット需要に確実に対応できる信頼性の高い相互接続環境を確保し、将来にわたって我が国におけるインターネット網及びインターネットビジネスの安定的で、効率的な発展を図ることを目的として次の2 社が平成9 年後半からサービスを開始している。 1. メディアエクスチェンジ(株) ⇒ MEX としてサービス提供 2. 日本インターネットエクスチェンジ(株) ⇒ JPIX としてサービス提供 地域IX は、インターネットトラフィックの東京一極集中によるレスポンス低下や現状のNSPIXP での災害発生による接続の停止、あるいは今後増加が予測される地域内トラフィックの円滑化等の課題解決を目的として、一部の地域で相互接続ポイントの地域分散化の実験として行われている。 参考URL : http://www.kagawa-net.org/houkoku/linetc/linetc02.htm #--------------------------------------------------------------------------------------------- # NOC とは? #--------------------------------------------------------------------------------------------- インターネットなどでバックボーン・ネットワークを構成する拠点。インターネットではNOC にルーターを設置する。国内では、特に特別第二種通信事業者になっているインターネット事業者は、24時間体制でNOC を監視している。個人ユーザー向けのインターネット接続サービスを提供するインターネット事業者は、バックボーン・ネットワークを持つ大手インターネット事業者のNOC に接続している。 #--------------------------------------------------------------------------------------------- # NOC 内の回線種類 #--------------------------------------------------------------------------------------------- ● 共有型接続 100Mbps の帯域を持つ1本のイーサネットケーブルに、多数のユーザーを収容する。100Mbps は保証された帯域ではないが、アクセスが少なければ迅速なレスポンスが期待できる。ユーザーを多数収容すれば、どこまでも価格を安く設定できるが、アクセスが集中するとレスポンス低下の恐れもある。重厚壮大なEC サイトなどには向かないものの、とにかく軽いWebサイトを安くつくるにはこういった接続形式のホスティングを選ぶ方法も有効だ。安いし、限られたアクセスがダイヤルアップ環境からやってくる程度ならこれで十分なレスポンスが期待できる。 ● 専用型接続 イーサネットケーブルとバックボーンの間に何らかの収容装置や帯域制御装置を挟んで保証帯域を確保するサービス。例えば1Mbps なら1Mbps、15Mbps なら15Mbps の帯域を確保するのがこのタイプのサービスだ。料金は高くなるが、帯域は確保される。もっぱら、自社でバックボーンネットワークを持った「電気通信事業者」としてのインターネットプロバイダがこのタイプのサービスを提供している。